かぜの原因は細菌よりウイルスが多いという事実

『かぜ』とされる症状が出る病気の原因は一般に
細菌やウイルスが原因ですが、その多くの場合が
ウイルスによって発症することが分かっています

ウイルスとは目に見えないほどの微生物であり
普段から存在するのですが、増殖する事によって
発病するとかぜの他にも様々な症状が現れます

これまでに猛威をふるってきたウイルスには
次のような種類のものが一般に知られています


ライノウイルス
鼻かぜウイルスとされ、大人が春と秋に鼻かぜを引く
主な原因となるウイルスですが100以上の型があるため
年間を通してなんらかの鼻かぜにかかりやすいです

患者のせきによる飛沫や手で触ったものから感染するので
発生したら手をよく洗う事が予防対策として有効


コロナウイルス
ヒトのウイルスとしてはやはり、鼻かぜウイルスですが
マウスや豚、鶏、猫などで変異することが多く
SARSの原因であるSARSウイルスは動物から媒介して
ヒトへ感染したという可能性も考えられている



アデノウイルス

鼻かぜの他に咽頭炎、肺炎など呼吸器の病気の原因となり
流行性角結膜炎など眼疾患や胃腸炎、肝炎、膵炎、脳炎と
様々な症状を引き起こす原因とされている

高熱が長引く事があり、プール熱とも呼ばれることがあるが
その原因はプールで感染すると限らないので注意が必要



エンテロウイルス
のどだけでなく腸で増加するのが特徴のウイルスである
子どもの夏場の発熱や発疹、下痢などを起こしやすく
夏かぜの原因とされることが多い。

手足口病やヘルパンギーナ、髄膜炎、心筋炎などの原因となる


RSウイルス
Respiratory(呼吸器)からくる言葉で、幼児の頃からかかり
なんども繰り返すことで免疫ができてくるのが特徴である為に
新生児や乳児が始めてかかる場合は肺炎や気管支炎になりやすい

場合によっては急激な呼吸困難で死につながることもあるので
十分に注意が必要なインフルエンザウイルスである


(国立感染研究所、岡部信彦著『かぜとインフルエンザ』より)


このように、鼻かぜの原因となるウイルスでも症状が悪化すれば
重症になることもあるので、かぜだからと油断は禁物です

予防対策としてはかぜの発生が分かったら患者も周辺の者も
マスクや手洗いをすることでくしゃみによる飛沫や鼻水が
手で触ったところに付着しないように注意することが大切です

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