鳥インフルエンザとは?高病原性が新型に変異する可能性

鳥インフルエンザはカモ類が持つウイルスが糞を介して
ニワトリ、アヒルなどの家畜鳥類に感染した際の呼び名です
感染したニワトリなどが特に発病しない場合のウイルスは
低病原性鳥インフルエンザウイルスと呼ばれるものです
一方で、ニワトリに感染すると発病して死に至らしめるのが
高病原性鳥インフルエンザウイルスで、アジアで流行して
日本でも甚大な被害が出たのがこの鳥インフルエンザです
この段階ではニワトリを守る為に殺処分や徹底した消毒など
対策がとられましたが、それでも人体へ感染することは無いと
広報されて、人に感染するという恐れからは免れました
でも、この鳥インフルエンザが原因となって人へも感染する
新型インフルエンザへと変異することが分かっているのです
鳥インフルエンザがヒトに感染する経路は無いとされており
その為にヒトには感染する可能性は低いというのですが
豚には鳥とヒトの両方のインフルエンザウイルスが体内に
感染する経路があることが分かっています
この為、豚に感染した鳥インフルエンザが変異した際に
人に感染しやすいタイプとなる可能性が高いのです
事実これまでそうやって新型ウイルスが出来てきています
香港型やソ連型などのA型インフルは元は新型だったもので
日本では毎年700万人から1800万人という方々が発症します
それまでにあったインフルエンザ(例えばA型)の場合は
免疫が少しはあるのですが、それが新型ウイルスとなると
誰も免疫力がないために一気に感染する恐れがあるのです
1昨年に豚インフルエンザで世界中がパニックとなりました
後に新型インフルエンザとされたのが、このしくみなのです
人は鳥インフルエンザ自体を警戒しすぎる必要もないですが
新型インフルエンザになる可能性には注意せねばなりません