鳥インフルエンザ(HTN9型)の現状を知り対策を立てる

鳥インフルエンザ(HTN9型)の感染が拡大する中国では
死亡する感染者が続いていることで市民も不安を隠せません
中国・上海市で大学に通う女性は恐怖さえ感じているといいます





「感染が怖くて、ここのところ鶏肉や卵を食べていない
専門家は食べても安心だというが、やはり食べる気になれない」



こうした食品を避ける状況は日本でも口蹄疫などでも起きており
鳥インフルエンザに感染するだけでなく風評被害も懸念されます
現在問題となっているH7N9型について正しい情報を知る必要があります


H7N9型のHやNとはたんぱく質でインフルエンザの分類に関係します
インフルエンザウイルスにはA、B、Cの型があり鳥へ感染するのはA型です


A型の表面にあるたんぱく質がH(ヘマグルチニン)とN(ノイラミニダーゼ)


Hは16種類、N9種類あり、その組み合わせで多くの型が存在します
今回のインフルエンザウイルスH7N9型は人への感染源として鳥や豚が
考えられますが、感染源が何であるのかはまだ判明していないのです


新型インフルエンザの流行は感染力と病原性(毒性)の両方から
つまりウイルスと人間というそれぞれの要因が関係してくるのです
H7N9型はこれまでに人に感染したという報告はありませんでした


それが、今回の中国では人に感染して拡大している状況となったのは
ウイルスに何らかの変化が起きて人に感染しやすくなったといえます
現在はまだ、人から人への感染は限定的な範囲のみとなっています


これまでもH5NM1型やH1N1型が人に感染したことがありますがどちらも
感染力が弱いか人間にある程度の免疫があったことから幸いにも
大量の死者や重傷者がでるほどの被害には至っていません


しかし、今回のH7N9型については人間が免疫をもっていないのです
これまでのパターンとはちがい大きな被害が出る怖れがあります
現在はH7N9型に有効なワクチンもまだなく早急な開発が必要です


厚労省によると、中国からウイルス株が到着したことから
日本では鳥インフルエンザAのワクチン製造に向けて
準備をすすめることが可能になったということです


とはいえ、鳥インフルエンザ対策はワクチンだけではなく
従来と同様に個人レベルではマスクの着用や手洗いの励行など
感染を最小限に抑える努力が大切となるのはいうまでもありません




セントラル短資FXとは